平成23年 春期 データベーススペシャリスト 午前II 問25

共通フレームの保守プロセスにおいて修正分析を行い、既存システムの通信ミドルウェアを改修することとした。
改修ソフトウェア要件定義アクティビティから始めるとき、最後に実行するアクティビティとして、適切なものはどれか。

 ア  運用テスト  イ  システム適格性確認テスト
 ウ  ソフトウェア結合  エ  ソフトウェア適格性確認テスト


答え エ


解説
改修が「ソフトウェア要件定義アクティビティ」から行われているので、改修の内容はソフトウェアレベルになるので、最後に行うアクティビティはソフトウェア適格性確認テスト(エ)になります。
最初のアクティビティが「要件定義」からなら『運用テスト』、「システム要件定義」からなら『システム適格性確認テスト』、「ソフトウェア方式設計」からなら「ソフトウェア結合」になります。


キーワード
・保守プロセス

キーワードの解説
  • 保守プロセス
    共通フレームで定義された保守プロセスには4つの種類があり、
    1. 利用開始後、発生した問題を解決するために講じる「是正保守」
    2. 障害を引き起こす原因になり得る問題を見つけ出して直す「予防保守」
    3. 性能や保守性を向上させるためにソフトウェアを改良する「完全化保守」
    4. 利用環境の変化に合わせてソフトウェアを修整する「適応保守」
    となっています。
    また、保守プロセスで行う作業の内容は
    1. 保守業務の計画を実行する「プロセス開始の準備」
    2. 修整や問題の内容を分析して、対策を講じる「問題把握および修正分析」
    3. ソフトウェアの修整とテストをする「修正の実施」
    4. 修整が行われたか、不具合がないかを確かめる「保守レビューおよび受け入れ」
    5. ソフトウェアやデータの変換といった作業を計画・実行・検証する「移行」
    6. 寿命を迎えたシステムの「廃棄」
    あります。

もっと、「共通フレーム」について調べてみよう。

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