平成24年 秋期 基本情報技術者 午前 問52

図のアローダイアグラムにおいて、プロジェクト全体の期間を短縮するために、作業A〜Eの幾つかを1日ずつ短縮する。
プロジェクト全体を2日短縮できる作業の組合せはどれか。

 ア  A、C、E  イ  A、D  ウ  B、C、E  エ  B、D


答え エ


解説
もっとも長い作業の経路(クリティカルパス)は、B→C→Dの9日間なので、B、C、Dの作業を1日短縮すると、プロジェクト全体を1日短縮できる。
ここで、作業Bを1日短縮するとクリティカルパスは、B→C→DとA→Dの8日間なので、この2つのパスに共通な作業Dを1日短縮すると、プロジェクト全体は2日短縮できる。

次に、B→C→Dの作業Cを1日短縮した場合を考えると、クリティカルパスはB→C→DとA→DとB→E→Fの8日間になり、プロジェクト全体の作業を1日短縮するためには、AとB、BとD、DとEの作業を1日短縮する必要がある。

次に、B→C→Dの作業Dを1日短縮した場合を考えると、クリティカルパスはB→C→DとB→E→Fの8日間になり、プロジェクト全体の作業を1日短縮するためには、この2つに共通な作業Bを短縮する必要がある。


キーワード
・アローダイアグラム

キーワードの解説
  • アローダイアグラム(arrow diagram)
    作業と日程の流れを矢印で結ぶことで作業の順序を明示的に表すことができ、日程管理に使われます。
    PERT図(Program Evaluation and Review Technique)ともいわれます。
    実線は実際の作業が発生する箇所で、点線部分は作業は発生しないが同期を行う必要があることを示します。
    新QC七つ道具の一つです。

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