平成24年 秋期 応用情報技術者 午前 問77

販売価格が12万円の製品を製造するのに、表のような案Aと案Bがある。
販売数量によって、どちらの案が有利かが決まる。
案Aと案Bにおいて、有利さが逆転する月間販売数量は何個か。

月当りの固定費 変動費単価 単位当たり限界利益
案A 1,000万円 7万円/個 5万円/個
案B 2,000万円 5万円/個 7万円/個

 ア  500  イ  600  ウ  700  エ  800


答え ア


解説
利益を求める計算式は
 (販売価格 - 変動費)×販売量 - 固定費
であり、案Aの利益を求める計算式は販売量をx とすると
 (12万円/個 - 7万円/個)×x - 1,000万円
になり、案Bの利益を求める計算式は
 (12万円/個 - 5万円/個)×x - 2,000万円
なので、この2つの式からx を求めると
 x = 500個
(ア)になり、販売量が500個未満では案Aが有利だが、500個を超えると案Bが有利になります。


キーワード
・限界利益

キーワードの解説
  • 限界利益
    費用を売上と共に変化する変動費(原材料費、運搬費、外注費、歩合給等)と、売上とは関係なくかかる固定費に分けます。
    そして、利益の計算式は“売上 - 変動費 - 固定費”になり、売上高から変動費を引いたものを限界利益と呼びます。
     限界利益 = 売上 - 変動費 または 限界利益 = 固定費 + 利益

もっと、「限界利益」について調べてみよう。

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