平成24年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問13

IPv4とIPv6の両方にある機能はどれか。

 ア  実時間処理用のパケットを処理するためのフローラベル
 イ  パケットヘッダーの誤りを検出するためのチェックサム
 ウ  一つのパケットで複数のノードにデータを配送するためのマルチキャスト
 エ  複数のノードのうち経路上も最も近いノードにデータを配送するエニーキャスト


答え ウ


解説

 ア  実時間(リアルタイム)処理用のパケットを処理するためのフローラベルは、IPv6で追加されました。
 イ  パケットヘッダーの誤りを検出するためのチェックサムは、IPv4にはありますが、IPv6ではなくなりました。
 ウ  一つのパケットで複数のノードにデータを配送するためのマルチキャストは、IPv4とIPv6の両方に機能があります。
 エ  複数のノードのうち経路上も最も近いノードにデータを配送するエニーキャストは、IPv6で追加されました。


キーワード
・IP

キーワードの解説
  • IP(Internet Protocol)
    ISOが定めたネットワークの設計方針であるOSI基本参照モデルの第3層のネットワーク層に対応するプロトコル(通信規約)で、インターネットにおいて中心的な役割を持っている。
    現在、主に利用されているIPはIPv4であるが、IPv4の問題の解決のためIPv6が作られ、利用が始まっています。
    IPv4とIPv6の大きな差は、IPv4で32ビットだったアドレス空間が、IPv6では128ビットに拡張されたことです。

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