ガーベジコレクションを行っている間は、全てのアプリケーションを停止するWebアプリケーションサーバがある。
Webアプリケーションサーバの仕様が次の場合、ガーベジコレクションによってアプリケーションの実行が停止している時間はCPU稼働時間のうち何%になるか。
ここで、WebアプリケーションサーバのCPU稼働時間はガーベージコレクションの処理時間とアプリケーションの処理時間から成り、その他の要因については考慮しないものとする。
[Webアプリケーションサーバの仕様]
CPU数 |
1 |
CPU使用率 |
常に80% |
ガーベジコレクション処理時間 |
1回あたり100ミリ秒 |
ガーベジコレクションの頻度 |
5秒間に1回 |
|
ア |
2.00 |
|
イ |
2.50 |
|
ウ |
6.25 |
|
エ |
8.33 |
答え イ
【解説】
Webアプリケーションサーバの仕様から、ガーベジコレクション5秒間に1回行われ、その処理時間100ミリ秒である。
また、CPU使用率が80%なので、CPU稼働時間についての、ガーベジコレクションの処理時間の割合は
100ミリ秒÷(5秒間×80%) = 0.025 = 2.5%
(イ)である。
【キーワード】
・ガーベジコレクション
【キーワードの解説】
- ガーベジコレクション(garbage collection)
プログラムを長時間動作させると、確保したメモリの解放漏れなどで使用できるメモリが減り、最終的にメモリ確保ができないためにプログラムが動作しなくなってしまう。
そのため、確保した領域のうち、不要となった箇所を開放することをガーベジコレクションという。
なお、使用中のメモリ領域をまとめて、未使用領域を大きくする機能は“メモリコンパクション”といい、ガーベジコレクションの機能に含まれる場合と、含まれない場合がある。
もっと、「ガーベジコレクション」について調べてみよう。
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