平成24年 春期 ITパスポート 問19

経営戦略策定の過程で、今後力を入れるべき事業、撤退すべき事業の分析に用いる手法として適切なものはどれか。

 ア  BPR  イ  BSC  ウ  CSF  エ  PPM


答え エ


解説
経営戦略策定の過程で、市場成長率と自社のシェアによって分析を行うPPM(Product Portfolio Management)の結果によって、これからの事業の扱い(戦略)を決めます。
とるべき戦略には以下の四つがあります。

  • 拡大戦略
    PPMの“問題児”に対し、投資を行いシェアアップを目指します。
  • 維持戦略
    PPMの“金のなる木”、“花形”に対し、シェアを維持するための投資活動を行います。
  • 収穫戦略
    PPMの“金のなる木”、“問題児”、“負け犬”に対し、投資を行わずキャッシュフローの増大を行います。
  • 撤退戦略
    PPMの“問題児”、“負け犬”に対し、事業売却などを行います。


キーワード
・プロダクトポートフォリオマネジメント

キーワードの解説
  • プロダクトポートフォリオマネジメント(Product Portfolio Management)
    戦略的観点から経営資源の配分が最も効率的・効果的となる製品・事業相互の組み合わせを決定するための経営分析・管理手法です。
    自社の事業や製品を外部要素(市場成長率)と内部要素(市場シェア)で評価し、対応策を決定する。
     

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