平成24年 春期 ITパスポート 問70

MTBFが600時間、MTTRが12時間である場合、稼働率はおおよそ幾らか。

 ア  0.02  イ  0.20  ウ  0.88  エ  0.98


答え エ


解説
稼働率を求める式は
 稼働率 = MTBF÷(MTBF + MTTR)
であり、MTBFが600時間、MTTRが12時間なので、稼働率は
 600÷(600 + 12) = 0.98
(エ)になる。

  • MTBF(Mean Time Between Failure(s))
    平均故障間隔のことで、システムが動作を開始してから故障するまでの時間である。
    この時間が長いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
  • MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
    平均修復時間のことで、システムが故障して停止したときに復旧して動作を開始するまでの時間である。
    この時間が短いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。


キーワード
・稼働率

キーワードの解説
  • 稼働率
    修理可能な機器や部品などが、ある特定の時間(瞬間)に機能を維持している確率(瞬間稼働率)、または規定の時間で機能を維持している確率(平均稼働率)のことです。
    値としては0〜1で、稼働率が1ならば故障している時間がないことになります。
    また、ある装置の稼動率をx とすると、その装置の故障率は(1-x )になります。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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