マルチコアプロセッサの特徴として適切なものはどれか。
ア |
コアの個数をn 倍にすると、プロセッサの全体の処理能力はn2倍になる。 |
イ |
消費電力を抑えながら、プロセッサ全体の処理能力を高められる。 |
ウ |
複数のコアが同時に動作しても、共有資源の競合は発生しない。 |
エ |
プロセッサのクロック周波数をシングルコアより高められる。 |
答え イ
【解説】
ア |
マルチコアプロセッサではコアの個数をn 倍にしても、共有資源の競合などからプロセッサの全体の処理能力はn 倍になりません。 |
イ |
マルチコアプロセッサでは同じ性能のシングルコアプロセッサと比べクロック(動作)周波数を低く抑えられるので消費電力が少なくなります。 |
ウ |
マルチコアプロセッサでは複数のコアが動作すると、共有資源の競合が発生します。 |
エ |
シングルコアプロセッサの方が構造が単純な分、クロック(動作)周波数を高めることが可能です。 |
【キーワード】
・並列処理
【キーワードの解説】
- 並列処理
複数のマイクロプロセッサ(コンピュータ)に処理を分散して割り当て、同時に計算・処理を行うことで、システム全体の処理性能を向上させる技術です。
近年はプロセッサの内部に複数の処理装置を実装するマルチコアが主流になりますが、これは処理の高速化のほかに、消費電流の低減(発熱量の削減)の目的もあります。
もっと、「マルチコア」について調べてみよう。
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