平成24年 春期 基本情報技術者 午前 問64

企業が保有する顧客や市場などの膨大なデータから、有用な情報や関係を見つけ出す手法はどれか。

 ア  データウェアハウス  イ  データディクショナリ
 ウ  データフローダイアグラム  エ  データマイニング


答え エ


解説

 ア  データウェアハウス(Data WareHouse、DWH)は、企業活動で得られたデータを蓄積し、分析して意思決定に使用します。
 イ  データディクショナリ(data dictionary)は、DBMSのデータの意味を定義、解説したものです。
 ウ  データフローダイアグラム(Data Flow Diagram、DFD)は、データの発生から処理、蓄積までの流れを図にしたものです。
 エ  データマイニングは、蓄積されたデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出すことです。


キーワード
・データマイニング

キーワードの解説
  • データマイニング(data mining)
    販売実績や電話の通話記録、インターネットのアクセス実績、クレジットカードの利用実績などの、企業で蓄積されるデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出す技術のことです。
    データマイニングを行うことで、2つの製品の売上の関係や、気温(天気)と商品の因果関係などを求めて、商品の仕入れや陳列などに生かすことができます。(商品Aを買う人の多くが同時に商品Bを買うことがわかれば、商品AとBは近くに陳列する。最低気温がx℃以上になると商品Cが売れるということがわかれば、天気予報を見て商品Cの仕入れ量を調整する。)

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