平成24年 春期 応用情報技術者 午前 問23

ECCメモリの使用例として適切なものはどれか。

 ア  RAID3において、誤り検出に使われる。
 イ  携帯電話の通信において、情報転送量を最大化するために使われる。
 ウ  障害発生時の影響が大きいサーバにおいて、誤り訂正に使われる。
 エ  地上デジタル放送の通信において、誤り訂正に使われる。


答え ウ


解説
ECCメモリはメモリに記憶しているデータの誤り訂正と検出機能を持った高機能なメモリになり、メモリの内容にエラーがあって訂正できた場合は誤動作をせずに済みます。
エラーを検出できた場合は、誤ったデータで処理して異常な動作をすることがなくなるので、システムの品質を上げることが可能になります。
そのため、ECCメモリは障害発生時の影響が大きいサーバなどで誤り訂正(ウ)や誤り検出に使用されます。


キーワード
・誤り訂正
・ECCメモリ

キーワードの解説
  • 誤り訂正
    データ通信で受信したデータや、媒体(ハードディスク、CD、DVDなど)から読み出したデータに、誤りがないか確認し、誤りがあった場合に訂正する機能である。
    誤りを検出しても訂正できないと、そのデータは破棄することになり、場合によってはデータの喪失になってしまうため、重要なデータについては誤り訂正を考慮した記録手段が必要になる。
  • ECCメモリ(Error Check and Correct memory)
    記憶しているデータのエラーを検出して訂正する機能を持つメモリで、1ビットの誤り訂正と2ビット以上の誤りの検出をすることができます。

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