平成25年 秋期 基本情報技術者 午前 問5

待ち行列に対する操作を、次のとおり定義する。

 ENQ n:待ち行列にデータを挿入する。
 DEQ :待ち行列からデータを取り出す。

空の待ち行列に対し、ENQ 1、ENQ 2、ENQ 3、DEQ、ENQ 4、ENQ 5、DEQ、ENQ 6、DEQ、DEQの操作を行った。
次にDEQ操作を行ったとき、取り出される値はどれか。

 ア  1  イ  2  ウ  5  エ  6


答え ウ


解説
各操作を行ったときのキーの状態は以下のようになります。

  1. ENQ 1
    キューに1をセット
    1
  2. ENQ 2
    キューに2をセット
    2 1
  3. ENQ 3
    キューに3をセット
    3 2 1
  4. DEQ
    キューの先頭の1を取り出し
    3 2
  5. ENQ 4
    キューに4をセット
    4 3 2
  6. ENQ 5
    キューに5をセット
    5 4 3 2
  7. DEQ
    キューの先頭の2を取りだし
    5 4 3
  8. ENQ 6
    キューに6をセット
    6 5 4 3
  9. DEQ
    キューの先頭の3を取り出し
    6 5 4
  10. DEQ
    キューの先頭の4を取り出し
    6 5
そして、次のDEQではキューの先頭の5(ウ)を取り出します。


キーワード
・待ち行列

キーワードの解説
  • 待ち行列
    サービスを受ける人などが、順番待ちの列を作ることです。
    待ち行列モデルでは、サービスを受ける人が新たに来る間隔や、サービス時間、サービスを提供する窓口の数によりモデル化します。
    待ち行列モデルでは、待ち行列の長さに制限がない、待ち行列に並んだ人はサービスが完了するまで並び続ける、並んでいる人に優先順位はないなどの制限があります。

もっと、「待ち行列」について調べてみよう。

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