平成25年 秋期 基本情報技術者 午前 問54

全部で100画面から構成されるシステムの画面作成作業において、規模が小かつ複雑度が単純な画面が30、中規模かつ普通の画面が40、大規模かつ普通の画面が20、大規模かつ複雑な画面が10である場合の工数を、表の標準作業日数を用いて標準タスク法で見積もると何人日になるか。
ここで、全部の画面のレビューに5人日を要し、作業の管理にレビューを含めた作業工数の20%を要するものとする。

[画面当たりの標準作業日数] 単位 人日
複雑度
規模
単純 普通 複雑
0.4 0.6 0.8
0.5 0.9 1.0
0.8 1.0 1.2

 ア  80  イ  85  ウ  101  エ  102


答え エ


解説
規模が小かつ複雑度が単純な画面の作業工数
 30画面×0.4人日/画面 = 12人日
中規模かつ普通の画面の作業工数
 40画面×0.9人日/画面 = 36人日
大規模かつ普通の画面の作業工数
 20画面×1.0人日/画面 = 20人日
大規模かつ複雑な画面の作業工数
 10画面×1.2人日/画面 = 12人日
これを合計すると80人日になり、これにレビュー工数5人日がかかるので
 80人日 + 5人日 = 85人日
になり、さらにこれにマネジメントの工数20%が必要なので
 85人日 + 20% = 102人日
(エ)になる。


キーワード
・標準タスク法

キーワードの解説
  • 標準タスク法
    実施する作業単位に工数を積み上げていく見積りの方法。
    作業単位ごとに工数を見積り、それを加算していくWBS法などを用いて、あらかじめ設定してある標準的な工数を各作業に割り当ててボトムアップ的に見積りを行います。

もっと、「標準タスク法」について調べてみよう。

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