平成25年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問10

クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。

 ア  端末数が250台程度までの比較的小希望なホストアドレスを割り振る。
 イ  端末数が65,000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
 ウ  プライベートアドレスを割り振る。
 エ  マルチキャストアドレスを割り振る。


答え エ


解説

 ア  端末数が250台程度までは、ホストアドレス長が8ビットのクラスCを使います。
 イ  端末数が65,000台程度までは、ホストアドレス長が16ビットのクラスBを使います。
 ウ  プライベートアドレスはクラスA(10.0.0.0/8)、クラスB(172.16.0.0/12)、クラスC(192.168.0.0/16)のそれぞれに割り当てられています。
 エ  マルチキャストではクラスDを使います。


キーワード
・アドレスクラス

キーワードの解説
  • アドレスクラス(address class)
    アドレスクラスと利用者のネットワークの規模に応じて、IPアドレスの割り振りを行うための考え方です。
    規模により、クラスA〜クラスEがあります。
    クラス 第1オクテット 第2オクテット 第3オクテット 第4オクテット
    A 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    B 1 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    C 1 1 0 ネットワークアドレス ホストアドレス
    D 1 1 1 0 マルチキャスト用
    E 1 1 1 1 研究用
    クラスAの場合、第1オクテット(上位8ビット)が指定されたIPアドレスを取得し、第2〜第4オクテット(下位24ビット)はネットワーク管理者が管理することになります。

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