平成25年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問11

PPPに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  上位プロトコルとして使用できるのは、IPに限られている。
 イ  伝送モードは半二重方式である。
 ウ  認証プロトコルや圧縮プロトコルが規定されている。
 エ  ベーシック手順を基にしたプロトコルである。


答え ウ


解説

 ア  PPPは上位プロトコルであるネットワーク層についての制限がないので、IP(Internet Protocol)以外でも使用可能です。(NetBEUIなど)
 イ  PPPの伝送モードは半二重方式と全二十方式があります。
 ウ  PPPでは認証プロトコル(PAP、CHAP)、圧縮プロトコル(STAC圧縮)を規定しています。
 エ  PPPはHDLC手順を基にしたプロトコルです。


キーワード
・PPP

キーワードの解説
  • PPP(Point to Point Protocol)
    2点間を接続してデータ通信を行うための通信手順です。
    電話回線を使ってコンピュータをインターネットに接続する場合によく使われています。
    PPPはOSI基本参照モデルのデータリンク層にあたり、ネットワーク層以上のさまざまなプロトコルと組合わせて使用することが可能です。
    また、ISDNやPHSでは複数のPPPをまとめて通信速度を向上するマルチリンクPPPがあり、ブロードバンド環境でPPPの認証やアドレス割当てを使えるようにしたものがPPPoE(PPP over Ethernet)です。

もっと、「PPP」について調べてみよう。

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