平成25年 春期 ITパスポート 問1

特定電子メールとは、広告や宣伝といった営利目的に送信される電子メールのことである。
特定電子メールの送信者の義務となっている事項だけを全て挙げたものはどれか。

 a  電子メールの送信拒否を連絡する宛先のメールアドレスなどを明示する。
 b  電子メールの送信同意の記録を保管する。
 c  電子メールの送信を外部委託せずに自ら行う。

 ア  a、b  イ  a、b、c  ウ  a、c  エ  b、c


答え ア


解説
特定電子メール法(第4条)では、送信者はメールの受信者の端末で以下の項目が表示されるようにしなければならないとなっています。

  • 送信者の氏名または名称
  • 受信拒否の通知を受け取る為の送信者の電子メールアドレス等
    また、受信拒否をした者への再送信は禁止は禁止されています。
  • その他総務省令で定める事項
また、以下の者以外に対して特定電子メールを送信することは禁止されています。(第3条)
  • あらかじめ、特定電子メールの送信をするように求める旨または送信をすることに同意する旨を送信者または送信委託者に対し通知した者
  • 自己の電子メールアドレスを送信者または送信委託者に対し通知した者
  • その広告または宣伝に係る営業を営む者と取引関係にある者
  • その他総務省令で定めるところにより、自己の電子メールアドレスを公表している団体または営業を営む個人


キーワード
・特定電子メール

キーワードの解説
  • 特定電子メール
    営利を目的として、広告や宣伝の手段として多数の相手に対して同時に送信する電子メールのことです。
    特定電子メール法(正式名称:特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、俗称:迷惑メール防止法)により規制されています。

もっと、「特定電子メール」について調べてみよう。

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