売上データの分析に関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ。
Aさんは、製品Nの売上の動向を分析するため、昨年と今年の売上高の推移を基に、表計算ソフトを用いて図1のワークシートを作成した。
|
A |
B |
C |
D |
E |
1 |
月 |
昨年の売上高 (単位 千円) |
今年の売上高 (単位 千円) |
移動合計 (単位 千円) |
売上累計 (単位 千円) |
2 |
1月 |
3,000 |
3,200 |
60,800 |
3,200 |
3 |
2月 |
4,100 |
4,400 |
61,100 |
7,600 |
4 |
3月 |
11,900 |
13,200 |
62,400 |
20,800 |
5 |
4月 |
7,300 |
7,700 |
62,800 |
28,500 |
6 |
5月 |
5,800 |
6,500 |
63,500 |
35,000 |
7 |
6月 |
3,500 |
3,700 |
63,700 |
38,700 |
8 |
7月 |
3,200 |
3,500 |
64,000 |
42,200 |
9 |
8月 |
8,000 |
9,200 |
65,200 |
51,400 |
10 |
9月 |
5,000 |
5,800 |
66,000 |
57,200 |
11 |
10月 |
3,200 |
4,700 |
67,500 |
61,900 |
12 |
11月 |
2,900 |
4,300 |
68,900 |
6,200 |
13 |
12月 |
2,700 |
4,100 |
70,300 |
70,300 |
14 |
年間合計 |
60,600 |
70,300 |
|
|
|
図1 売上高の推移表 |
図1のD列の移動合計欄には、当該月を含む過去12か月の売上の合計を、E列の売上累計欄には今年の売上高の累計を計算する式が入力されている。
また、製品Nの売上の動向を視覚的に確認するため、図2の売上高の推移グラフを作成した。
図2 売上高の推移グラフ
[テクノロジ]
問93 |
図1のセルD3に入力されている計算式として、適切なものはどれか。
ここで、セルD2には計算式“B14+C2-B2”が入力されており、セルD3の計算式はセルD4〜D13に複写して利用する。
ア |
B3+C3 |
|
イ |
D2+C3-B3 |
ウ |
$B#14+C3-B3 |
|
エ |
合計(B4〜B13)+合計(C2〜C3) |
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[ストラテジ]
問94 |
図2中の(a)で示される折れ線から読み取れることとして、適切なものはどれか。
ア |
今年の売上高の累計を知ることができる。 |
イ |
昨年の同期と比較した今年の売上高の伸び率を知ることができる。 |
ウ |
長期間での売上の推移を知ることができる。 |
エ |
月や季節などによる売上の変動の傾向を知ることができる。 |
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[ストラテジ]
問95 |
図1及び図2から読み取れる製品Nの売上の分析として、適切なものはどれか。
ア |
8月が成長のピークであり、以後の成長は鈍っている。 |
イ |
売上累計を示す折れ線の傾斜が一定であり、月ごとの売上高の変動が少ない。 |
ウ |
年間を通して継続的に前月よりも売上が増加している。 |
エ |
月による変動はあるが、長期的に見ると成長が継続している。 |
|
|
[テクノロジ]
問96 |
Aさんは売上傾向の分析と経済状況の動向から、製品Nの来年の年間売上高を今年の10%増と見込んだ。
また、月ごとに売上目標を定めて目標達成を管理するため、次の図のように、各月の売上傾向から目標売上高を計算する次のワークシートを作成した。
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A |
B |
C |
D |
E |
F |
1 |
月 |
昨年の売上高 (単位 千円) |
今年の売上高 (単位 千円) |
平均 (単位 千円) |
月の売上構成比 |
目標売上高 (単位 千円) |
2 |
1月 |
3,000 |
3,200 |
3,100 |
|
|
3 |
2月 |
4,100 |
4,400 |
4,250 |
|
|
4 |
3月 |
11,900 |
13,200 |
12,500 |
|
|
5 |
4月 |
7,300 |
7,700 |
7,500 |
|
|
6 |
… |
… |
… |
… |
… |
… |
13 |
12月 |
2,700 |
4,100 |
3,400 |
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14 |
年間合計 |
60,600 |
70,300 |
65,450 |
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注記 網掛けの部分は、表示していない。 |
ワークシートの各セルを次のように設定するとき、セルF14に入力する計算式として、適切なものはどれか。
[各セルの設定]
- セルD2に計算式“(B2+C2)/2”を入力し、セルD3〜D13に複写する。
- セルD14に計算式“合計(D2〜D13)”を入力する。
- セルE2に計算式“D2/D$14”を入力し、セルE3〜E14に複写する。
- セルF2に計算式“F$14*E2”を入力し、セルF3〜F13に複写する。
ア |
C14+(D14*0.1) |
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イ |
C14*1.1 |
ウ |
C14*E14 |
|
エ |
合計(F2〜F13) |
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答え 問93 イ 問94 ウ 問95 エ 問96 イ
【解説】
問93 |
セルD3に入る計算式は、D2に今年の2月の売上高であるC3を加え、昨年の2月の売上高であるB3を引けばいいのでD2+C3-B3(イ)になる。 |
問94 |
図2の(1)のグラフは図1の移動平均であり、これからは長期間での売上の推移を知ることができます。(ウ) |
問95 |
図1の各月の売上を見ると変動があるが、図1、図2の移動平均を見ると1年を通し増加しているので、月による変動はあるが、長期的にみると成長が継続していることがわかります。(エ) |
問96 |
来年の売上目標は今年の10%像なので、F14に入る式は、今年の年間の売上高C14の10%増になるので、C14*1.1(イ)です。 |
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