JIS X 0180では、組込みシステムのソフトウェアコード品質を信頼性、保守性、移植性及び効率性の四つの品質特性に分類して作法を定めている。
作法に基づいて作成した組込みシステム開発プロジェクトのコーディング規約のうち、信頼性を意識したものとして適切なものはどれか。
ここで、信頼性とは“ソフトウェアとしての誤った動作をしない、誤動作をしてもソフトウェア全体及びシステム全体の機能動作に影響を及ぼさない、誤動作が発生しても正常動作に速やかに復帰できる性質”を指す。
JIS X 0180「組込みソフトウェア向けコーディング規約の作成方法」
組込みソフトウェア開発をするときに定義するコーディング規約の作成方法の基本を規定したものです。
ソフトウェアの品質特性はJIS X 0129-1では信頼性、保守性、移植性、効率性、機能性及び使用性の六つありますが、この中で機能性と使用性はコーディングより上流工程で作りこむのが望ましいという考え方から、JIS X 0180では信頼性、保守性、移植性及び効率性の四つの品質特性に分類して作法を定めています。