平成25年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問24

共通フレーム2007における妥当性確認プロセスの活動はどれか。

 ア  コードが、設計及び要求事項に対して追跡可能であり、要求事項に適合していることを確認する。
 イ  代表者がソフトウェア製品を使用し、意図した業務が達成できることを確認する。
 ウ  ハードウェア品目、ソフトウェア品目、手作業が完全かつ正確にシステムとして結合されていることを確認する。
 エ  プロジェクトに対して選択されたプロセスが適切で、契約に整合していることを確認する。


答え イ


解説
妥当性確認プロセスは、要求事項及び作成が終わり最終段階にあるシステム又はソフトウェア製品が、明確に意図した使用方法を満足しているかどうかを確認するプロセスです。
JIS Q 9000「品質マネジメントシステム−基本及び用語」において“妥当性確認”は『客観的証拠を提示することによって、特定の意図された用途又は適用に関する要求事項が満たされていることを確認すること』と定義されています。


キーワード
・共通フレーム2007

キーワードの解説
  • 共通フレーム2007(software life cycle process - Japan common frame、SLCP-JCF)
    ソフトウェアの開発において、発注者側(顧客)と受注者側(開発者)の間で、役割分担、開発内容、責任範囲などについて誤解が生じないように、両者の間で用語を共有化するためのガイドラインです。
    従来の共通フレーム98が改定され、超上流プロセスの可視化や信頼性ガイドライン要素が追加されています。

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