平成25年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問5

WBSの構成要素であるワークパッケージに関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  ワークパッケージは、OBSチームに、担当する人員を割り当てたものである。
 イ  ワークパッケージは、関連ある要素成果物をまとめたものである。
 ウ  ワークパッケージは、更にアクティビティに分解される。
 エ  ワークパッケージは、一つ上位の要素成果物と1対1に対応する。


答え ウ


解説

 ア  ワークパッケージを組織に割り当て、組織毎に責任者を指名するとOBS(Organization Breakdown Structure)になります。
 イ  ワークパッケージを成果物でまとめたものは、PBS(Product Breakdown Structure)といいます。
 ウ  ワークパッケージはワークの最小単位であり、更に分解するとアクティビティになります。
 エ  ワークパッケージごとに成果物を定めます。


キーワード
・WBS
・ワークパッケージ

キーワードの解説
  • WBS(Work Breakdown Structure)
    プロジェクトマネジメントで計画をたてるときに、作業を大きな項目からだんだん細かいレベルに分解していって、管理しやすい規模の作業の集合に分解し図にすることです。
    各作業を1〜2週間程度のレベルまで分解することで要員の割当てや、進捗の管理が容易になります。
  • ワークパッケージ(work package)
    WBSで分解した最下位レベルの要素(work)で成果物を作り出す単位になり、プロジェクトの規模の見積り、プロジェクトの進捗管理を行うときの最小単位になります。
    WBSでは各作業を管理可能なワークパッケージまで分解することを目標に行います。

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