クリティカルチェーン法による進捗管理の方法のうち、適切なものはどれか。
ア |
遅れが生じてプロジェクトバッファを消費し始めても、残量が安全区域にある間は特に対策を講じない。 |
イ |
クリティカルチェーン上のタスクに遅れが生じた場合、速やかにクリティカルチェーンの見直しを行う。 |
ウ |
個々のタスクの終了時だけに進捗報告を受けて、プロジェクトバッファを調整する。 |
エ |
マイルストーンを細かく設定し、個々のタスクの遅れに対してすぐに対策を実施する。 |
答え ア
【解説】
ア |
クリティカルチェーンでは遅れが生じてプロジェクトバッファを消費し始めても、残りが安全区域にある間は対策を講じる必要はありません。 |
イ |
クリティカルチェーン上のタスクの遅れは、プロジェクトの遅れに直結するので、速やかにクリティカルチェーンの見直しは行わず、まずはプロジェクトバッファを減少させます。 |
ウ |
個々のタスクの進捗報告は、遅れが生じた時には速やかに行わせ、プロジェクトバッファの調整を行います。 |
エ |
クリティカルチェーンではマイルストーンを細かくする必要はなく、各タスクのスケジュールと見積り工数から遅れを検知して対策を行います。 |
【キーワード】
・クリティカルチェーン
【キーワードの解説】
- クリティカルチェーン(critical chain)
プロジェクトの各作業の実行順序を考えたとき“作業工程上の従属関係”と“限られたリソースで発生する従属関係”を考慮したうえで、最も時間的に長くかかる作業の連鎖のことで、作業完了までの所要期間を決定します。
『クリティカルパス』が“作業工程上の従属関係”にのみ着目しているのに対し、『クリティカルチェーン』では“限られたリソースで発生する従属関係”の考慮をするところが異なります。
もっと、「クリティカルチェーン」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|