システムの運用に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
故障した構成品目を切り離し、システムのより重要な機能を存続させることを、縮退運転という。 |
イ |
障害時のファイルの回復を目的として、定期的にファイルを別の記憶媒体に保存することを、リストアという。 |
ウ |
チェックポイントで記録しておいたデータを使用して、プログラムの実行を再開することを、リブートという。 |
エ |
データベースを変更が行われた以前の状態に復元することを目的としたトランザクション処理の記録を、データログという。 |
答え ア
【解説】
ア |
故障した構成品目を切り離し、システムのより重要な機能を存続させることを、縮退運転といいます。 |
イ |
障害時のファイルの回復を目的として、定期的にファイルを別の記憶媒体に保存することを、バックアップといいます。 |
ウ |
チェックポイントで記録しておいたデータを使用して、プログラムの実行を再開することを、ロールバックといいます。 |
エ |
データベースを変更が行われた以前の状態に復元することを目的としたトランザクション処理の記録を、トランザクション処理ログといいます。 |
【キーワード】
・フェールソフト
【キーワードの解説】
- フェールソフト(fail soft、フェイルソフト)
信頼性設計の考え方の一つで、システムの一部に障害が発生した場合に、障害した箇所を切り離し、正常な箇所だけで運転を続ける技術。(縮退運転)
フェールソフトには性能が落ちる場合と、機能の一部が行えなくなる場合があります。
ハードディスクのミラーリングしているRAIDシステム(RAID 1)や、旅客機がエンジンの一つが故障しても飛び続けるようになっているのがフェールソフトの例です。
もっと、「フェールソフト」について調べてみよう。
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