平成26年 秋期 応用情報技術者 午前 問7

パイプライン方式のプロセッサにおいて、パイプラインが分岐先の命令を取得するときに起こるハザードはどれか。

 ア  構造ハザード  イ  資源ハザード
 ウ  制御ハザード  エ  データハザード


答え ウ


解説

 ア  構造ハザードは、ハードウェア的な資源の競合に起因するハザードで、資源の競合などがあります。
 イ  資源ハザードというのはないです。
構造ハザードのことかな…。
 ウ  制御ハザードは、制御の依存に起因するハザードで、分岐命令がある場合、結果によって次に実行するべき命令がわからない分岐ハザードのことです。
 エ  データハザードは、処理するデータの依存関係に起因するハザードです。


キーワード
・パイプライン

キーワードの解説
  • パイプライン
    CPUが命令を実行するためには命令読み込み(F)、命令解読(D)、アドレス計算(A)、オペランド呼出し(R)、実行(E)と複数ステージの動作を行う必要があり、これをCPUの動作クロックに合わせて行うと1命令処理するのに時間がかかる。
    そのため、CPUの動作ステージを1つずつずらして複数の命令を処理できるようにして、処理速度を向上させるものがパイプラインです。
    パイプライン
    ここで、1命令を処理するのに必要なステージ数が深さで、1ステージを処理する時間がピッチです。

もっと、「パイプライン」について調べてみよう。

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