平成26年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問10

可変長サブネットマスクを利用できるルータを用いた図のネットワークにおいて、全てのセグメント間で通信可能としたい。
セグメントAに割り当てるサブネットワークアドレスとして、適切なものはどれか。
ここで、図中の各セグメントの件数は、上段がネットワークアドレス、下段がサブネットマスクを表す。

ネットワークアドレス サブネットマスク
127.16.1.0 255.255.255.128
172.16.1.128 255.255.255.128
172.16.1.128 255.255.255.192
172.16.1.192 255.255.255.192


答え ウ


解説
すべてのセグメント間で通信可能とするためには、各セグメントに割り当て可能なIPアドレスが重複しないようにする必要があり、セグメントB〜Dに割り当てられるIPアドレスは
セグメントB:172.16.1.32〜172.16.1.63
セグメントC:172.16.1.224〜172.16.1.227
セグメントD:172.16.1.64〜172.16.1.127
であり、各選択肢に割り当てられるIPアドレスは
:172.16.1.0〜172.16.1.127
:172.16.1.128〜172.16.1.255
:172.16.1.128〜172.16.1.191
:172.16.1.192〜172.16.1.252
なので、セグメントAに割り当てれることのできるサブネットワークアドレスは

ネットワークアドレス サブネットマスク
172.16.1.128 255.255.255.192
になる。


キーワード
・サブネットマスク

キーワードの解説
  • サブネットマスク(subnet mask)
    インターネットのような巨大なネットワークを複数に分割して管理するときに、分割したネットワークを識別するために、IPアドレスの有効な範囲を示す情報のことです。

もっと、「サブネットマスク」について調べてみよう。

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