平成26年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問21

利用者が別の機能によって認証された後、一定時間に限ってメールの送信を許可する仕組みはどれか。

 ア  DKIM  イ  OP25B
 ウ  POP before SMTP  エ  SPF


答え ウ


解説

 ア  DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールのヘッダーに付与して、受信側メールサーバで検証する仕組みです。
 イ  OP25B(Outbound Port 25 Blocking)は、管理しているネットワークから管理外へのあて先TCPポート番号が25(SMTP)の送信を遮断することで、スパムメールの拡散を防止する方法です。
 ウ  POP before SMTPは、利用者が別(POP3サーバ)の機能によって認証された後、一定時間に限ってメールの送信を許可する仕組みです。
 エ  SPF(Sender Policy Framework)は、SMTP通信中にやり取りされるMAIL FROMコマンドで与えられた送信ドメインと送信サーバのIPアドレスの適合性を検証する仕組みです。


キーワード
・POP before SMTP

キーワードの解説
  • POP before SMTP
    電子メールの送信を行う際のユーザー認証方法の一つで、SMTPによるメール送信前に指定したPOP3サーバにあらかじめアクセスさせることによって、SMTPサーバの使用許可を与える方式です。
    SMTPには利用者認証の機能がなく、迷惑メールなどの送信に不正に使用されるため、認証方法としてPOP3サーバを使用しています。

もっと、「POP before SMTP」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ