内部設計書のデザインレビューを実施する目的として、最も適切なものはどれか。
ア |
外部設計書との一貫性の検証と要件定義の内容を満たしていることの確認 |
イ |
設計記述規約の遵守性の評価と設計記述に関する標準化の見直し |
ウ |
要件定義の内容に関する妥当性の評価と外部設計指針の見直し |
エ |
論理データ設計で洗い出されたデータ項目の確認と物理データ構造の決定 |
答え ア
【解説】
ア |
内部設計書のデザインレビューの第一の目的は、内部設計工程のインプットに当たる外部設計書との一貫性の確認です。 |
イ |
設計記述規約の遵守性の確認もデザインレビューで行いますが、これがレビューの主な目的になることはありません。 |
ウ |
要件定義の内容に関する妥当性の評価と外部設計指針の見直しは、外部設計書のデザインレビューで実施します。 |
エ |
論理データ設計で洗い出されたデータ項目の確認と物理データ構造の決定は内部設計工程で行います。 |
【キーワード】
・デザインレビュー
【キーワードの解説】
- デザインレビュー(Design Review、DR)
設計の節目に成果物(設計書、ソースプログラム、テスト結果報告書、試作機など)が、本来の目的(要求)と合っているか、曖昧なところや問題(課題)がないかを洗い出すための討議のことです。
デザインレビューには進め方がいくつかあり、代表的なものとしては
- ウォークスルー
レビュー対象物への入力を仮定して、その結果がどうなるべきなのかをシミュレーションする方法
- インスペクション
進行役である管理者(モデレータ)を設置し、管理者が参加者の役割を決めたり、レビューポイントを絞り込んだりして、レビュー効率を上げる方法。
- ラウンドロビン
参加者全員が順々に発言するように仕組んだ方法であり、参加しているにも関わらず一言も発言しない者を出さないようにするための方法。
です。
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