平成26年 春期 ITパスポート 問68

図に示す階層構造において、カレントディレクトリが*印のディレクトリであるとき、相対パス指定で..\..\B\B によって指定したディレクトリと同じディレクトリを絶対パス指定したものはどれか。

[ディレクトリ及びファイルの指定方法]
 (1)  ファイルは、“ディレクトリ名\ディレクトリ名\ファイル名”のように、経路上のディレクトリを順に“\”で区切って並べた後に“\”とファイル名を指定する。
 (2)  カレントディレクトリは“.”で表す。
 (3)  1階層上のディレクトリは“..”で表す。
 (4)  始まりが“\”のときは、左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
 (5)  始まりが“\”、“.”、“..”のいずれでもないときは、左端にカレントディレクトリ配下であることを示す“.\”が省略されているものとする。

 ア  \A\B\B  イ  \B  ウ  \B\B  エ  \B\B\B


答え エ


解説
相対パス指定で..\..\B\Bは、“..\..\”で2階層上のディレクトリに移り、そこからB→Bと移動するので、絶対パス指定では“\B\B\B”(エ)になる。
 


キーワード
・ディレクトリ指定

キーワードの解説
  • ディレクトリ指定
    ファイルシステムを搭載しているコンピュータでは、ファイルをディレクトリ(フォルダ)を使って階層的に管理しているため、ファイルへのアクセスを行うためにはディレクトリの指定が必要である。
    ディレクトリの指定方法には絶対指定(絶対パス)と相対指定(相対パス)があり、
    • 絶対パスは、ディレクトリをルートから指定する方法。
    • 相対パスは、現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)から指定する方法。
    である。

もっと、「ディレクトリ指定」について調べてみよう。

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