あるコンピュータシステムの故障を修復してから60,000時間運用した。
その間に100回故障し、最後の修復が完了した時点が60,000時間目であった。
MTTRを60時間とすると、この期間でのシステムのMTBFは何時間となるか。
ア |
480 |
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イ |
540 |
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ウ |
599.4 |
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エ |
600 |
答え イ
【解説】
問題のシステムが稼働している時間と故障して修理している時間の関係を図にすると下のようになっている。
図の全体の時間は60,000時間で、故障して修理している時間の平均であるMTTRは60時間なので、稼働している時間の合計は
60,000時間 - (60時間×100回) = 54,000時間
で、稼働している時間は100回あるので、その平均であるMTBFは
54,000時間÷100回 = 540時間
(イ)である。
【キーワード】
・MTBF
・MTTR
【キーワードの解説】
- MTBF(Mean Time Between Failure(s))
平均故障間隔のことで、システムが動作を開始してから故障するまでの時間である。
この時間が長いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
- MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
平均修復時間のことで、システムが故障して停止したときに復旧して動作を開始するまでの時間である。
この時間が短いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
もっと、「MTBF」について調べてみよう。
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