平成26年 春期 応用情報技術者 午前 問10

命令のアドレス部から実効アドレスを生成する方式のうち、絶対アドレス方式はどれか。

 ア  基準アドレスとしてスタックポインタの値を用い、命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し、実効アドレスを生成する。
 イ  基準アドレスとして命令アドレスレジスタの値を用い、命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し、実効アドレスを生成する。
 ウ  命令のアドレス部で指定したメモリの内容を、実効アドレスとする。
 エ  命令のアドレス部の値をそのまま実効アドレスとする。


答え エ


解説
絶対アドレス方式では、命令のアドレス部の値をそのまま実効アドレスとします。(エ)
絶対アドレス方式は単純な方式なため実現は容易ですが、仮想記憶では使用できないため、採用しているCPUは限られています。


キーワード
・アドレス指定方式

キーワードの解説
  • アドレス指定方式
    プロセッサがメモリアクセスを行うときに、メモリの場所(アドレス)を指定する方法のことです。
    アドレス指定方式はプロセッサで常に一つの同じアドレス指定方式を使用するのではなく、命令によってアドレス指定方式が変わります。命令によってアドレス指定方式を変えることで効率的なメモリアクセスを実現しています。

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