DBMSにおいて、デッドロックを検出するために使われるデータ構造はどれか。
ア |
資源割当表 |
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イ |
時刻印順管理表 |
ウ |
トランザクションの優先順管理表 |
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エ |
待ちグラフ |
答え エ
【解説】
ア |
資源割当表は、どのトランザクションに資源を割り当てているかの一覧ですが、資源の開放待ちのトランザクションの情報がないのでデッドロックの検出には使用できません。 |
イ |
時刻印順管理表は、トランザクションが資源にアクセスした時刻を管理する表で、資源のロックについての情報がありません。 |
ウ |
トランザクションの優先順管理表は、トランザクションの優先順位を管理するための表で、資源のロックについての情報はありません。 |
エ |
待ちグラフは、資源をロックしているトランザクション、資源の開放待ちのトランザクションが分かるので、デッドロックの検出に使用できる。 |
【キーワード】
・待ちグラフ
【キーワードの解説】
- 待ちグラフ(待ち状態グラフ)
トランザクションが資源に対してロックを行う場合、その資源がどのトランザクションによってロックされているかを有向グラフで表現したものです。
グラフの閉路になっている部分がデッドロックを表しています。
もっと、「待ちグラフ」について調べてみよう。
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