L1、L2の2レベルで構成されるインクルージョンキャッシュの説明として、適切なものはどれか。
ア |
L1に格納されているすべてのデータはL2にも格納されている。 |
イ |
L1にデータを読み込んだとき、L2にあったデータは削除される。 |
ウ |
L1にデータを読み込んだときにL1から追い出されたデータがL2に格納される。 |
エ |
L1には命令語が、L2には演算データだけが格納される。 |
答え ア
【解説】
ア |
インクルージョンキャッシュ(Inclusion Cache)の説明です。 |
イ |
ビクティムキャッシュ(victim cache)の説明です。 |
ウ |
ビクティムキャッシュの説明です。 |
エ |
命令語用、データ用に異なるキャッシュをもつCPUもありますが、それをL1、L2と呼ぶことはありません。 |
【キーワード】
・キャッシュメモリ
【キーワードの解説】
- キャッシュメモリ
CPUから見て主記憶(DRAMなど)のアクセス速度は非常に遅く(10倍〜数100倍遅い)、命令を普通に処理すると処理時間の多くが主記憶へのアクセス時間という状態になってしまう。
そこで、主記憶とCPUの間にアクセス速度の速いSRAMなどを使用したメモリを入れて、CPUからみて主記憶へのアクセスを見た目早くするのがキャッシュメモリである。
CPUがメモリにアクセスするとき、そのメモリ内容がキャッシュメモリにあることを“ヒット”といい、キャッシュになく主記憶までアクセスすることを“ミスヒット”という。
もっと、「キャッシュメモリ」について調べてみよう。
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