平成26年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問12

アドレス線が10本で、1Mワードの容量をもつDRAMがある。
リフレッシュのためにDRAM内の全ROWアドレスを51.2ミリ秒の間に少なくとも1回は選択する必要がある。
このときの平均リフレッシュ周期は何マイクロ秒か。

 ア  0.049  イ  12.8  ウ  50  エ  2,560


答え ウ


解説
アドレス線が10本なのでリフレッシュするアドレスの数は
 210 = 1,024
である。
全てのアドレスに対し51.2ミリ秒でアクセスしてリフレッシュを行うのでその周期は
 51.2ミリ秒÷1,024 = 50マイクロ秒
(ウ)である。


キーワード
・DRAM

キーワードの解説
  • DRAM(Dynamic Random Access Memory)
    1ビットをキャパシタ(コンデンサ)とそれを制御するトランジスタ(FET)から構成されるメモリで、キャパシタに電荷が蓄えられているかどうかで、0/1の判断を行うメモリである。
    キャパシタに蓄えた電荷は放電してしまうので、定期的に電荷の蓄え(リフレッシュ)を行う必要がある。
    構造が単純なので価格が安く、高集積化に向いていて、コンピュータの主記憶などの大容量メモリとして使用される。

もっと、「DRAM」について調べてみよう。

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