平成27年 秋期 基本情報技術者 午前 問3

関数f (x )は、引数も戻り値も実数型である。
この関数を使った、@〜Dから成る手続を考える。
手続の実行を開始してから十分な回数を繰り返した後に、Bで表示されるy の値に変化がなくなった。
このとき成立する関係式はどれか。

@ x a
A y f (x )
B y の値を表示する。
C x y
D Aに戻る。

 ア  f (a ) = y  イ  f (y )=0  ウ  f (y ) = a  エ  f (y ) = y


答え エ


解説

 ア  f (a ) = y であるが、f (y )の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。
 イ  f (y ) = 0であるが、f (0)の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。
 ウ  f (y ) = a であるが、f (a )の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。
 エ  f (y ) = y であるので、Bで表示される値の結果は同じになる。


キーワード
・関数
・“←”

キーワードの解説
  • 関数
    関数とは指定された入力値(引数)に対し、一定の処理を行い結果(戻り値)を返すことである。関数は英語でfunctionであるため、略語としてf ( )と表記する。
    関数を“f (x )”とは入力値(引数)xに対する関数であり、入力値x 以外の要因で関数の結果(戻り値)は変わらないことを表している。
  • “←”
    情報処理技術者試験において、“←”の記号は代入を意味している。
    “←”の左には変数、右には変数・定数・直値を書く。
    x y ”(y は変数)とは「変数x の値を、変数y と同じにする」という意味である。
    x a ”(a は定数)とは「変数x の値を、定数a にする」という意味である。
    x ← 0”(0は直値)とは「変数x の値を、0にする」という意味である。

もっと、「関数」について調べてみよう。

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