関数f (x )は、引数も戻り値も実数型である。
この関数を使った、@〜Dから成る手続を考える。
手続の実行を開始してから十分な回数を繰り返した後に、Bで表示されるy の値に変化がなくなった。
このとき成立する関係式はどれか。
@ |
x ← a |
A |
y ← f (x ) |
B |
y の値を表示する。 |
C |
x ← y |
D |
Aに戻る。 |
ア |
f (a ) = y |
|
イ |
f (y )=0 |
|
ウ |
f (y ) = a |
|
エ |
f (y ) = y |
答え エ
【解説】
ア |
f (a ) = y であるが、f (y )の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。 |
イ |
f (y ) = 0であるが、f (0)の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。 |
ウ |
f (y ) = a であるが、f (a )の結果がわからないため、Bで表示される値が同じになるとはいえない。 |
エ |
f (y ) = y であるので、Bで表示される値の結果は同じになる。 |
【キーワード】
・関数
・“←”
【キーワードの解説】
- 関数
関数とは指定された入力値(引数)に対し、一定の処理を行い結果(戻り値)を返すことである。関数は英語でfunctionであるため、略語としてf ( )と表記する。
関数を“f (x )”とは入力値(引数)xに対する関数であり、入力値x 以外の要因で関数の結果(戻り値)は変わらないことを表している。
- “←”
情報処理技術者試験において、“←”の記号は代入を意味している。
“←”の左には変数、右には変数・定数・直値を書く。
“x ← y ”(y は変数)とは「変数x の値を、変数y と同じにする」という意味である。
“x ← a ”(a は定数)とは「変数x の値を、定数a にする」という意味である。
“x ← 0”(0は直値)とは「変数x の値を、0にする」という意味である。
もっと、「関数」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|