平成27年 秋期 基本情報技術者 午前 問69

プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。

 ア  市場が商品の価値を理解し始める。
商品ラインもチャネルも拡大しなければならない。
この時期は売上も伸びるが、投資も必要である。
 イ  需要が大きくなり、製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。
競争者間の競争も激化し、新品種の追加やコストダウンが重要となる。
 ウ  需要が減ってきて、撤退する企業も出てくる。
この時期に強者になれるかどうかを判断し、代替市場への進出なども考える。
 エ  需要は部分的で、新規需要開拓が勝負である。
特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。


答え ア


解説

 ア  プロダクトライフサイクルにおける成長期の説明です。
 イ  プロダクトライフサイクルにおける成熟期の説明です。
 ウ  プロダクトライフサイクルにおける衰退期の説明です。
 エ  プロダクトライフサイクルにおける導入期の説明です。


キーワード
・プロダクトライフサイクル

キーワードの解説
  • プロダクトライフサイクル(product life cycle)
    製品を開発して市場に出し、普及成長し、成熟し、やがて他の製品に押されて衰退するという流れを売上高の推移でとらえたものです。大きく分けて、導入、成長、成熟、衰退の4つの状態があります。
    • 導入期
      製品が市場に認知されていないため売り上げが伸びず、投資が必要なため高コストな状態
    • 成長期
      製品が普及し売り上げが伸びるが、競合製品が出てくるため、競争が激化し競争力ない会社が脱落する状態
    • 成熟期
      市場は飽和状態であるが、投資の必要がなく、買い替え需要があるため、生き残った会社は利益を得ることができる状態
    • 衰退期
      代替品の登場により需要が減り、売り上げも伸びないため、やがて生産が中止される状態

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