平成27年 秋期 応用情報技術者 午前 問28

関係R(A, B, C, D, E, F)において、次の関数従属が成立するとき、候補キーとなるのはどれか。

[関数従属]
A→B, A→F, B→C, C→D, {B, C}→E, {C, F}→A

 ア  B  イ  {B, C}  ウ  {B, F}  エ  {B, D, E}


答え ウ


解説
B→C, C→D, {B, C}→Eから、BからC、D、Eを特定でき、B→C, {C, F}→Aから{B, F}からAを特定できるので、候補キーは{B, F}(ウ)になる。


キーワード
・関数従属
・候補キー

キーワードの解説
  • 関数従属
    2つの集合の間で、一方の属性集合の値(の集合)がもう一方の属性集合の値を関数的に決定するという、関係のことを関数従属といいます。
    関数従属には、幾つかの特性があって
    • 増加:X→Yならば、XZ→YZ
    • 推移性:X→YかつY→Zならば、X→Z
    • 結合:X→YでありX→Zならば、X→YZ
    • 分解:X→YZならば、X→YかつX→Z
    などがそうです。
  • 候補キー
    データベースの表において、行を特定するための列(データの項目)又は列の組のことで、この列がなくなると表の行を一意に特定することができなくなる。

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