平成27年 秋期 応用情報技術者 午前 問64

要件定義において、利用者や外部システムと、業務の機能を分離して表現することで、利用者を含めた業務全体の範囲を明らかにするために使用される図はどれか。

 ア  アクティビティ図  イ  クラス図
 ウ  状態遷移図  エ  ユースケース図


答え エ


解説

 ア  アクティビティ図は、振る舞いを表現する図でフローチャートに似た処理の流れを表すために使用します。
 イ  クラス図は、システムを構成するクラスとその関連を図にしたものです。
 ウ  状態遷移図は、システムとして複数の状態を持つ場合に、どういった条件で状態が移り変わっていくかを図にしたものです。
 エ  ユースケース図は、システムに要求される機能を、ユーザーの視点から示したものです。
ユースケース図を作成することで、システムの全体像をユーザーと開発者で評価しやすくなります。


キーワード
・UML

キーワードの解説
  • UML(Unified Modeling Language、統一モデリング言語)
    オブジェクト指向のソフトウェアの設計を行うときに作成する、設計資料(図)の統一的な記法のことです。
    UMLで定義されているプログラムの構造図には、クラス図、コンポーネント図、パッケージ図などがあり、プログラムの振る舞い図には、シーケンス図、ユースケース図、状態遷移図、コミュニケーション図などがあります。

もっと、「ユースケース図」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ