平成27年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問5

平均ビット誤り率が1×10-5の回線を用いて、200,000バイトのデータを100バイトずつの電文に分けて送信する。
送信電文のうち、誤りが発生する電文の個数は平均して幾つか。

 ア  2  イ  4  ウ  8  エ  16


答え エ


解説
平均ビット誤り率が1×10-5の回線で200,000バイトのデータを送信したときの誤りの個数は
 1×10-5×200,000×8ビット/バイト = 16ビット
であり、データは100バイトずつ、2,000個に分割して送るので誤りが発生する電文の個数は平均して16個(エ)である。
※平均ビット誤り率が1×10-5の回線は一般に品質が悪いと思います。


キーワード
・1ビット誤り

キーワードの解説
  • 1ビット誤り
    通信において、送信するデータの単位内で1ビットのデータが受信側に正しく伝送されないことです。
    シリアル(RS-232Cなど)の調歩同期では、送信するデータの単位が1バイト(7ビットか8ビット)になりますし、イーサネットやUSBなどのブロック同期では送信するデータの単位が数十〜数千バイトになります。
    1ビット誤りは発生頻度が高いため、誤り検出・誤り訂正を実施することが多いが、2ビット以上の誤りについては発生確率が非常に小さいため、検出は行うが、訂正を行うことは少ない。(訂正することはほとんどない。検出も行わない場合がある。パリティビットを使った誤り検出法では、2ビット誤りは検出できない。)

もっと、「1ビット誤り」について調べてみよう。

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