IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。
ア |
MOS値 |
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イ |
R値 |
ウ |
ジッタ |
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エ |
パケット損失率 |
答え イ
【解説】
ア |
MOS値は、電話の音声の品質を評価するための手法の1つで、人間の耳で音声の良し悪しを判断するという主観的な測定方法です。 |
イ |
R値は、電話の音声の品質を評価するための手法の1つで、“E-model”という計算式に音声品質に関係する回線の雑音や音量、エコーや遅延などをあてはめて求められる客観的な値です。 |
ウ |
ジッタ(jitter)は、通信やオーディオ関連の機器などにおいて発生する、信号の時間的なズレや揺らぎのことです。 |
エ |
パケット損失率(パケット・ロス)は、データ伝送中にパケットが消失してしまう割合です。
IP電話でパケット損失が発生すると音声が途切れます。(1パケットくらいなら気付かないことが多いです。) |
【キーワード】
・IP電話
【キーワードの解説】
- IP電話
インターネット通信で使われるIP(Internet Protocol、パケット通信プロトコル)の機能を利用した電話サービスのことです。
音声をIPで転送するのでVoIP(Voice over IP)と呼ばれます。
通話音声を短い時間に分割して、デジタルデータに変換(音声符号化)して、IPパケットとして相手に送信します。
従来の電話と違い回線を占有しないので、他の通信と同時に利用することができ、低コストの通信を実現できます。
ただし、緊急番号(110番、119番)への発信などの課題があります。
もっと、「IP電話」について調べてみよう。
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