平成27年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問16

送信者Aが、受信者Bと共有している鍵を用いて、メッセージからメッセージ認証符号を生成し、そのメッセージ認証符号とメッセージを受信者Bに送信する。
このとき、メッセージとメッセージ認証符号を用いて、受信者Bができることはどれか。

 ア  通信路上でのメッセージの伝送誤りを訂正できる。
 イ  通信路上でのメッセージの複製の有無を検知できる。
 ウ  メッセージの改ざんがないことを判定できる。
 エ  メッセージの盗聴の有無を検知できる。


答え ウ


解説
受信者Bは送信者Aと共有している鍵と受信したメッセージからメッセージ認証符号を生成し、受信したメッセージ認証符号と比較することで、メッセージの改ざんがないことを判定できます。(ウ)


キーワード
・メッセージ認証

キーワードの解説
  • メッセージ認証
    メッセージの同一性を保証する手段です。(送信者から受信者までの間で改ざんされていないことを証明する。)
    送信側は、メッセージからハッシュ関数でハッシュ値を求め暗号化して、メッセージと暗号化したハッシュ値を送信します。
    受信側は、受信した暗号化されたハッシュ値を復号し、受信したメッセージから求められるハッシュ値と比較することで、メッセージの同一性を確認します。

もっと、「メッセージ認証」について調べてみよう。

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