新システムの受入れ支援において、利用者への教育訓練に対する教育効果の測定を、カークパトリックモデルの4段階評価を行う。
レベル1(Reaction)、レベル2(Learning)、レベル3(Behavior)、レベル4(Results)の各段階にそれぞれ対応したa〜dの活動のうち、レベル2のものはどれか。
a |
受講者にアンケートを実施し、教育訓練プログラムの改善に活用する。 |
b |
受講者に行動計画を作成させ、後日、新システムの活用状況を確認する。 |
c |
受講者の行動による組織業績の変化を分析し、ROIなどを算出する。 |
d |
理解度確認テストを実施し、テスト結果を受講者にフィードバックする。 |
答え エ
【解説】
a |
受講者にアンケートを実施し、教育訓練プログラムの改善に活用するのは、レベル1(Reaction、反応)です。 |
b |
受講者に行動計画を作成させ、後日、新システムの活用状況を確認するのは、レベル3(Behavior、行動)です。 |
c |
受講者の行動による組織業績の変化を分析し、ROIなどを算出するのは、レベル4(Results、業績)です。 |
d |
理解度確認テストを実施し、テスト結果を受講者にフィードバックするのは、レベル2(Learning、学習)です。 |
【キーワード】
・カークパトリックモデル
【キーワードの解説】
- カークパトリックモデル
アメリカの経営学者のカークパトリックが提案した教育の評価法のモデルで、4つの段階で評価を行います。
- レベル1(Reaction、反応)
受講直後のアンケート調査などによる学習者の研修に対する満足度の評価
- レベル2(Learning、学習)
試験やレポート等による学習者の学習到達度の評価
- レベル3(Behavior、行動)
学習者自身へのインタビューや他者評価による行動変容の評価
- レベル4(Results、業績)
研修受講による学習者や職場の業績向上度合いの評価
レベル1、2は研修実施時に評価を実施して評価結果を次回の教育プログラムの改善や効果測定に用いて、レベル3、4はそのプログラムを継続するかどうかを決めるときの統括的評価に用います。
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