平成27年 春期 応用情報技術者 午前 問12

物理サーバのスケールアウトに関する記述はどれか。

 ア  サーバに接続されたストレージのディスクを増設して冗長化することによって、サーバ当たりの信頼性を向上させること
 イ  サーバのCPUを高性能なものに交換することによって、サーバ当たりの処理能力を向上させること
 ウ  サーバの台数を増やして負荷分散することによって、サーバ群としての処理能力を向上させること
 エ  サーバのメモリを増設することによって、単位時間当たりの処理能力を向上させること


答え ウ


解説
物理サーバのスケールアウトとは、サーバの台数を増やして負荷分散することによって、サーバ群としての処理能力を向上させること(ウ)です。
スケールアウトにより、複数のサーバを使用して処理性能を向上させるには、クライアントからのリクエストを複数のサーバに割り振るためのロードバランサが必要になります。


キーワード
・スケールアウト

キーワードの解説
  • スケールアウト(scale out)
    サーバの数を増やすことで、サーバ群全体のパフォーマンスを向上させることです。
    スケールアウトした場合、複数のサーバを連携して動作させることになるため、メンテナンスや障害発生時にもサービスを完全に停止させる必要がない点が利点となり、サーバの台数が増えるために管理の手間が増大したり、ソフトウェアのライセンス料金が高額になることが欠点となります。

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