平成27年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問14

プログラムと定数をROMから読みだすために、アドレスバスとチップセレクト信号(CS)を図のように接続した。
アドレスバスはA0がLSBである。
このROMにアクセスできるメモリアドレスの範囲はどれか。
ここで、解答群の数値は16進数で表記してある。

 ア  0000〜1FFF  イ  4000〜7FFF
 ウ  4000〜FFFF  エ  C000〜FFFF


答え ウ


解説
このROMにアクセスするにはチップセレクト信号(CS)をLow(0)にする必要があるので、A15とA14の信号はNOR回路でチップセレクト信号に接続しているので、A15とA14のどちらか一方が1である必要がある。
したがって、このROMにアクセスするときのアドレスバスの取り得る範囲を2進数で表すと
 0100 0000 0000 0000〜1111 1111 1111 1111
になる。これを16進数にすると4000〜FFFF(ウ)である。


キーワード
・アドレスバス
・チップセレクト信号

キーワードの解説
  • アドレスバス
    CPUがアクセスしたいメモリの位置(アドレス)を指定するための信号線の集合(バス)です。
  • チップセレクト信号
    CPUに接続されたメモリICや周辺LSIの中から、一つのチップを選択するための信号線です。

もっと、「チップセレクト信号」について調べてみよう。

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