ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成と比較した場合の、ホットスタンバイ形式によるHA(High Availability)クラスタ構成の特徴はどれか。
ア |
稼働している複数のサーバ間で処理の整合性を取らなければならないので、データベースを共有する必要がある。 |
イ |
障害が発生すると稼働中の他のサーバに処理を分散させるので、稼働中のサーバの負荷が高くなり、スループットが低下する。 |
ウ |
処理を均等にサーバに分散できるので、サーバマシンが有効に活用でき、将来の処理量の増大に対して拡張性が確保できる。 |
エ |
待機系サーバとして同一仕様のサーバが必要になるが、障害発生時には待機系サーバに処理を引き継ぐので、障害が発生してもスループットを維持することができる。 |
答え エ
【解説】
ア |
稼働している複数のサーバ間で処理の整合性を取らなければならないので、データベースを共有する必要があるのは、ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成の特徴です。 |
イ |
障害が発生すると稼働中の他のサーバに処理を分散させるので、稼働中のサーバの負荷が高くなり、スループットが低下するのは、ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成の特徴です。 |
ウ |
処理を均等にサーバに分散できるので、サーバマシンが有効に活用でき、将来の処理量の増大に対して拡張性が確保できるのは、ロードバランサを使用した負荷分散クラスタ構成の特徴です。 |
エ |
待機系サーバとして同一仕様のサーバが必要になるが、障害発生時には待機系サーバに処理を引き継ぐので、障害が発生してもスループットを維持することができるのは、ホットスタンバイ形式によるクラスタ構成の特徴です。 |
【キーワード】
・ロードバランサ
・ホットスタンバイ
【キーワードの解説】
- ロードバランサ(load balancer、負荷分散装置)
1台のサーバでは処理を行うことができないような大規模なシステムにおいて、複数のサーバを用意しサーバへの要求を各サーバに割り振り負荷を均等化するとともに、各サーバの能力(性能)以上の要求を遮断する装置のことです。
利用者からはサーバは1台にしか見え、利用者からはサーバが複数台あることを意識する必要はありません。
- ホットスタンバイ(hot standby)
同じ構成のシステムを2系統用意して、待機系も現用系と常に同じ状態を保っておき、現用系を監視し障害の発生を検出したら、即座に待機系に処理が引き継がれるシステムです。
もっと、「ロードバランサ」について調べてみよう。
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