タイムクウォンタムが2秒のラウンドロビン方式で処理されるタイムシェアリングシステムにおいて、プロセス1〜3が逐次生成されるとき、プロセス2が終了するのはプロセス2の生成時刻から何秒後か。
ここで、各プロセスはCPU処理だけで構成され、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。
また、新しいプロセスの生成と中断されたプロセスの再開が同時に生じた場合には、新しく生成されたプロセスを優先するものとする。
プロセス |
生成時刻 |
単独で処理された場合の時間 |
1 |
0秒後 |
5秒 |
1 |
3秒後 |
7秒 |
3 |
6秒後 |
5秒 |
答え イ
【解説】
タイムクウォンタムが2秒のラウンドロビン方式なので、各プロセスは2秒ごとに切り替えながら実行されるので、処理の状況を図にすると
になり、プロセス2が終了するのは17秒後で生成時刻は3秒後なので、生成から終了までは
17秒後 - 3秒後 = 14秒
(イ)である。
【キーワード】
・ラウンドロビンスケジューリング
【キーワードの解説】
- ラウンドロビンスケジューリング(Round-robin scheduling)
マルチタスク(マルチプロセス)環境で、CPUで処理する各タスク(プロセス)の切り替えを制御する方法です。
優先度に関係なくタスクを待ち行列(キュー)をして、処理に時間のかかるものは処理途中で処理を中断して待ち行列の最後に加えて、処理を順に行っていきます。
もっと、「ラウンドロビンスケジューリング」について調べてみよう。
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