平成28年 秋期 応用情報技術者 午前 問39

データベースで管理されるデータの暗号化に用いることができ、かつ、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号化方式はどれか。

 ア  AES  イ  PKI  ウ  RSA  エ  SHA-256


答え ア


解説

 ア  AES(Advanced Encryption Standard)は、共通鍵暗号方式(秘密鍵暗号方式、暗号化と復号とで同じ鍵を使用する暗号化方式)の暗号アルゴリズムです。
 イ  PKI(Public Key Infrastructure、公開鍵基盤)は、公開鍵暗号方式を用いた通信で、通信を行うものの身元保証を行う仕組みです。
 ウ  RSAは、大きな数の因数分解の困難さを応用して開発された、公開鍵暗号方式(暗号化と復号とで異なった鍵を使用する暗号化方式)の暗号アルゴリズムです。
 エ  SHA-256(Secure Hash Algorithm 256)は、256ビットのメッセージダイジェストを生成する暗号アルゴリズムです。


キーワード
・共通鍵暗号方式

キーワードの解説
  • 共通鍵暗号方式
    暗号化時と復号時に同じ(共通の)鍵を使用する方法で、処理時間は一般的に高速である。
    通信で使用するときは、相手に秘密裏に鍵を配信する必要がある。
    共通鍵暗号方式には、DESやAES、FEAL、MISTYなどがある。

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