平成28年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問9
MPLSの説明として、適切なものはどれか。
ア
IPプロトコルに暗号化や認証などのセキュリティ機能を付加するための規格である。
イ
L2FとPPTPを統合して改良したデータリンク層のトンネリングプロトコルである。
ウ
PPPデータフレームをIPパケットでカプセル化して、インターネットを通過させるためのトンネリングプロトコルである。
エ
ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによってIPアドレスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術である。
答え エ
【
解説
】
ア
IPsecの説明です。
イ
L2F(Layer 2 Forwarding)とPPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)を統合して改良したデータリンク層のトンネリングプロトコルはL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)です。
ウ
PPTPの説明です。
エ
MPLSの説明です。
【
キーワード
】
・MPLS
【
キーワードの解説
】
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)
通常、ルータが他のルータから受け取ったパケットを別のルータに転送する際には、ルーティング(経路選択)情報としてIPヘッダーを利用しますが、MPLSではIPヘッダーの代わりに「ラベル」と呼ばれる短い固定長の識別子を挿入してルーティングに利用します。
もっと、「MPLS」について調べてみよう。
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