JIS X 25010:2013におけるシステムの利用時の品質特性の一つである、効率性の説明はどれか。
ア |
製品又はシステムが、経済状況、人間の生活又は環境に対する潜在的なリスクを緩和する度合い |
イ |
製品又はシステムが明示された利用状況において使用されるとき、利用者ニーズが満足される度合い |
ウ |
明示された目標を利用者が達成する上での正確さ及び完全さの度合い |
エ |
利用者が特定の目標を達成するための正確さ及び完全さに関連して、使用した資源の度合い |
答え エ
【解説】
ア |
製品又はシステムが、経済状況、人間の生活又は環境に対する潜在的なリスクを緩和する度合いは、リスク回避性です。 |
イ |
製品又はシステムが明示された利用状況において使用されるとき、利用者ニーズが満足される度合いは、満足性です。 |
ウ |
明示された目標を利用者が達成する上での正確さ及び完全さの度合いは、有効性です。 |
エ |
利用者が特定の目標を達成するための正確さ及び完全さに関連して、使用した資源の度合いは、効率性です。 |
【キーワード】
・システム利用時の品質特性
【キーワードの解説】
- システム利用時の品質特性
JIS X 25010で定義されたシステム利用時の品質特性には、以下の5つがある。
- 有効性
明示された目標を利用者が達成する上での正確さ及び完全さの度合い。
- 効率性
利用者が特定の目標を達成するための正確さ及び完全さに関連して、使用した資源の度合い。
- 満足性
製品又はシステムが明示された利用状況において使用されるとき、利用者ニーズが満足される度合い。
- リスク回避性
製品又はシステムが、経済状況、人間の生活又は環境に対する潜在的なリスクを緩和する度合い。
- 利用状況網羅性
明示された利用状況及び当初明確に識別されていた状況を超越した状況の両方の状況において、有効性、効率性、リスク回避性及び満足性を伴って製品又はシステムが使用できる度合い。
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