平成28年 秋期 ITストラテジスト 午前II 問21

人事考課の際、考課者が陥りやすい傾向の説明のうち、ハロー効果を説明したものはどれか。

 ア  考課者の自信欠如や個人感情から、評価が甘くなってしまうこと
 イ  事実を確認せずに、論理者に関係がある項目に対して同等の評価をすること
 ウ  評価項目の一部が飛び抜けて高いと、他の項目も根拠なく高評価になること
 エ  部下の勤務状況を十分に把握していないので、評価が標準に集中してしまうこと


答え ウ


解説

 ア  考課者の自信欠如や個人感情から、評価が甘くなってしまうことは、寛大化傾向です。
 イ  事実を確認せずに、論理的に関係がある項目に対して同等の評価をすることは、論理的誤差です。
 ウ  評価項目の一部が飛び抜けて高いと、他の項目も根拠なく高評価になることは、ハロー効果です。
 エ  部下の勤務状況を十分に把握していないので、評価が標準に集中してしまうことは、中心化傾向です。


キーワード
・ハロー効果

キーワードの解説
  • ハロー効果
    社会心理学の現象で、ある対象を評価をする時に、それが持つ顕著な(飛び抜けた)特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる(バイアス)現象のことです。

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