使用性(ユーザービリティ)の規格(JIS Z 8251)では、使用性を、“ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合い”と定義している。
この定義中の“利用者の満足度”を評価するときに用いる方法はどれか。
ア
インタビュー法
イ
ヒューリスティック評価
ウ
ユーザービリティテスト
エ
ログデータ分析法
答え ア
【解説 】
ア
“利用者の満足度”は、システムのログデータなどに表れるものでなく、利用者から直接聞き出す必要があるので、インタビューやアンケートなどで行います。
イ
ヒューリスティック評価は、ユーザービリティ評価の専門家によって用いられる評価方法です。
ウ
ユーザービリティテストは、『使いやすさ』に主眼をおいたテストで、ユーザーに実際に使用してもらい、操作ミスの回数などを計測して行います。(この後で、使用したユーザーにインタビューをして満足度のデータを得ます。)
エ
ログデータ分析法は、利用者の操作ログ(記録)のデータから、利用パターンを求め、ユーザービリティを向上させるために行います。
【キーワード 】
・ユーザービリティ
【キーワードの解説 】
ユーザービリティ(usability)
製品の『使いやすさ』のことで、簡単な操作で使えることや、操作に戸惑わなくてもいいこと、ストレスなく使えることなどを差すことが多い。
ソフトウェアやWebページで使われることが多いが、ハードウェアを含めた広い意味で使われることもあります。
また、JIS Z 8521「人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性の手引」(ISO 9241-11)では、『ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合い』と定義されています。
もっと、「ユーザービリティ」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ