ネットワークの経路制御プロトコルのうち、IPv6ネットワークに使用され、距離ベクトル方式を用いているものはどれか。
ア |
BGP-4 |
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イ |
OSPFv3 |
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ウ |
RIP-2 |
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エ |
RIPng |
答え エ
【解説】
ア |
BGP-4(Border Gateway Protocol version 4)は、自律システム間で経路情報に付加されたパス属性を使用し、ポリシーに基づいて経路を選択するバスベクタ方式のプロトコルです。 |
イ |
OSPFv3(Open Shortest Path First version 3)は、すべてのノードが同一のリンク状態データベースを用い、コストが最小となる経路を最適経路とするプロトコルです。 |
ウ |
RIP-2(Routing Information Protocol version 2)は、ホップ数を目印として最適なルートを判定する距離ベクトル方式(Distance Vector)のルーティングプロトコルでマルチキャストを使用します。 |
エ |
RIPng(Routing Information Protocol next generation)は、ホップ数を目印として最適なルートを判定する距離ベクトル方式(Distance Vector)のルーティングプロトコルのIPv6版です。 |
【キーワード】
・RIP
【キーワードの解説】
- RIP(Routing Information Protocol)
経由する可能性のあるルータをホップ数という値で数値化して、隣接ホストとの経路を動的に交換する事で、パケットが目的のネットワークアドレスにたどり着くまでの最短経路を決定するプロトコルです。
簡単なルーティングプロトコルであるため、ルータへの負荷が少ないが、経路の回線の速度などを考慮しないため、ホップ数の少ない経路が最適でない場合もある。
RIPにはいくつかのバージョンがあり、RIPv1はブロードキャスト、RIPv2はマルチキャスト、RIPngはIPv6対応版です。
もっと、「RIP」について調べてみよう。
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