平成28年 春期 データベーススペシャリスト 午前II 問15

関係AとBに対して和集合演算が成立するための必要十分条件はどれか。

 ア  同じ属性名でドメインが等しい属性が含まれている。
 イ  次数が同じで、対応する属性のドメインが等しい。
 ウ  主キー属性のドメインが等しい。
 エ  濃度(タプル数)が同じで、ドメインが等しい属性が少なくとも一つ存在する。


答え イ


解説
和集合は集合の集まり(集合族)に対して、それらの集合のいずれか少なくとも一つに含まれているような要素を全て集めることにより得られる集合のことなので、和集合を求めるにはそれぞれの集合の次数が同じで、対応する属性のドメインが等しい(イ)ことが条件になります。


キーワード
・集合

キーワードの解説
  • 集合
    ここでいう『集合』は数学的な意味で、幾つかのものの集まりのことを集合という。
    集合は、その条件に合う要素が1つの場合でも集合と呼ぶ。また、1つも条件に合うようそがないときは空集合と呼ぶ。(数学的な意味でない集合とは少し異なる。)
    ある集合に対し、それに属していないものの集合を補集合といい。2つの集合で一方が他方をすべて含まれてしまう場合、部分集合という。
    また、2つの集合の共通部分(集合)を積集合、2つの集合を合わせたものを和集合という。

もっと、「集合」について調べてみよう。

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